宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

2009-01-01から1年間の記事一覧

エスファハーンの建築物。

チェヘル・ソトゥーン宮殿。 エマーム広場から程近いアッバース2世の建てた迎賓館です。 チェヘル・ソトゥーンというのは「40の柱」という意味らしく、実際には20本しかないのですが、宮殿の前に横たわる池に柱が写り、40本に見える!というものらし…

『エスファハーンは世界の半分。』

結局ハミトさんご一家に御世話になりっぱなしのエスファハーン。 実はここ、「イランの京都」と日本人は言うほど、古都であり、イスラム建築の粋な部分の集大成でもある街なのです。 紀元7世紀にさかのぼるほど歴史は古く、長くシルクロード貿易の拠点として…

エスファハーンでの出会い。いい出会いでした。

シーラーズからエスファハーンへ向かう長距離バスのなかで、よい出会いがありました。 休憩時間に話しかけてきてくれた一人の若くてお美しいイラン女性。手には某有名ブランドのバッグ。明らかに他の人たちとオーラが違う。 彼女はサッカルさんといって、父…

シーラーズの街とイスラーム建築たち。

テヘランのはるか南方にある街シーラーズ。 イラン人で知らない人はいないといわれるハーフェズとサアディーという2人の偉大な詩人の生地として有名らしい。 二人とも知りませんが。 辺りは砂漠のような地域のせいか、凄まじく暑い!日光を浴びているとぶっ…

ペルセポリス大遺跡。

中東には3Pで略される遺跡がございます。 ヨルダンのぺトラ。シリアのパルミラ。そしてイランのペルセポリス! 今回イランを訪れたことで、幸運なことにこの3つを制覇することができました。 テヘランから南下すること900キロのシーラーズという街から…

テヘランというところ。

首都のテヘランなんですが、ここはもう大都市です。 ダウンタウンのほうは標高が低く、高級になればなるほど高地になっていくところは日本みたいなもんですね。 車の量がハンパではないせいか、常に大気がにごっているようにも感じます。 道路には信号があま…

イランというお国。

イランという国ですが、これがまた面白い国でした。 男子と女子は激しく区別されていて、女の人は髪の毛や肌を見せちゃいけない。女性の権利は著しく低いのではないのかねえ、なんて思っていたのですがね。 イラン滞在中、話しかけてきた人たちの8割がた、…

ドゥバヤズットでノアの箱舟。

ドゥバヤズットはイランとの国境まで30キロ。 メインストリート一本くらいのこじんまりとした町です。 国境の町のせいなのか、やたらネットカフェが多いし、軍施設があるせいか町には装甲車があり、兵士が銃をもってうろついています。 クルド人問題はいま…

怪獣と猫!?ワン。

怪獣と猫の街、、、。 某ガイドブックのこの街冒頭のキャッチフレーズですが、猫と怪獣て、、。 しかしながら、ディヤルバクルからバスで7時間、巨大なワン湖を望む街、ワンの町のいたるところにこの有名猫、ワン猫の写真やキャラクターがあるではないか。 …

世界遺産じゃないけど凄いハサンケイフ!

ディアルバクルから日帰りで、ハサンケイフという遺跡へ行ってきました。 ミニバスを使ってバトマンという街へ行き、そこからさらに乗り換えて向かいます。 片道3時間はかかってしまうのですが、このあたりの方々も非常に親切。道を聞いても一斉に集まって…

人情の街、ディヤルバクル。

カッパドキアを後にして、やってきたのは南東部の街ディアルバクル。 路地がいっぱいに広がる街を、万里の長城についで長い城壁が囲んでいます。 カッパドキアでいつも世話になっていたケバブの兄ちゃんもここの出身らしく、ここは多くの人がクルド人なのだ…

カッパドキアの風景。

カッパドキアあたりの写真です。 ギョレメ村からしばらく歩いてゆくと、こんな風景。 ツアー客もほとんどおらず、のんびり散策できます。 ギョレメの丘の上では、夕方になると夕日を観に人が集まってきます。 なかなかの絶景でした。 ラクダ型の岩です。 原…

カッパドキアでのんびり過ごす。

さて、首都のアンカラを抜けて、世界遺産カッパドキアのあるギョレメ村へ直行です。 キノコ型の奇岩で有名なあそこです。 ここで1週間ばかりのんびりしようかとやってきたわけです。ここも2回目。 やはり何度見ても不思議な風景です。 この岩!どうやって…

首都アンカラでイランビザ取得。

トルコというと、イスタンブールというのがまず浮かんでくるのですが、首都はアンカラというところなんです。 こちらは歴史も浅いので、そんなに何かがあるわけではないのですが、今回ここへ来た理由はビザ取得。 このまま東へ進んでいって、イランへ入国予…

飛んでイスタンブール!

ブルガスからイスタンブールまでは、直通のバスが頻発してます。 黒海を左に、のどかな田舎村や山々を越えてゆくと、ブルガリアとトルコの国境が現れます。 大型バスはそのまま国境に乗りつけ、乗務員がパスポートを回収。10分ほどするとパスポートは返却…

ネセバル。世界遺産らしいです。

ブルガスからバスで20分ほど北上したところに、黒海にぽっこり突き出た世界遺産の半島、ネセバルがあります。 この街の起源は紀元前2000年までさかのぼり、ローマ時代の遺跡があったりと、なんともロマンあふれてそうな所ではないか! と期待に胸膨ら…

黒海沿いの町ブルガスへ。

あ~ソフィア辛気臭かった。あ、ソフィア内でタクシー乗るときは本当に注意! どんくさいことに二回もボラれてしまった。 とにかくメーター回るのが速い! 最初にソフィア大学近郊から乗ったタクシーは、3キロほど走って3LV(200円くらい)だったのに、…

ブルガリアのソフィア到着。

ソフィアに着いたのは深夜12時。 首都の空港のはずなのに、おそろしく小さい。 ラゲッジカウンターから吐き出されてくる荷物。 フツーはついたてみたいなのがあってうまいことベルトコンベアに乗るようになっているもんですが、っこはそんなものも無く、流…

バルセロナの街歩き。

結局トータルで12日間ほど、バルセロナに滞在しました。 マドリッドと比べると、色彩の強い街。カタルーニャ人としての意識が強いのか、スペイン語表記のほかにカタラン語の表記もよく見られました。 地下鉄は若干辛気臭く、なにやら怪しげな雰囲気があり…

カンプノウ、蚤の市、噴水ショー!

憧れのカンプノウ・スタジアムです。FCバルセロナ、CL優勝おめでとーー。 外観だけではなにか物足りず、、、。17ユーロもするのですがスタジアムツアーのチケットを買ってしまった。 ツアーといっても大半はスタジアムの内部を自分で周ってゆくタイプのも…

サルバドール・ダリ。

こちらもすごかった。20世紀の巨匠、ダリ!の美術館。 外壁がタマゴのオブジェでいっぱいというユニークな建物があるここはバルセロナから電車で2時間ほどのフィゲラスという街にあります。 相方に教えられるまでは知らなかった人なんですが、美術館入っ…

ミロ美術館。

ジョアン・ミロ。 良くは知りませんでした。 1983年に亡くなった、比較的最近の画家だったことすら、、、。 バルセロナのオリンピックスタジアムなんかがあるでかい公園内に、この方の美術館があります。 現代美術って、ちょっと意味不明なところ、ある…

カサ・バトリョ。

こちらは、カサ・バトリョ。写真は夜の様子。 ガウディが1904年から改築した建物です。 ここも曲線が多く使われていて、階段の手摺にいたるまで実になまめかしい建物。 角ばった部屋が無くて、ステンドグラスのような天窓からは、自然の光が入るように設…

カサ・ミラ。

まだまだガウディ建築です。 こちらはカサ・ミラ。1907年のシロモノ。 曲線部分の全く無い(らしい)建築物。 9.5ユーロとなかなか値打ちこいてますが、中を見学することも出来ます。まあ住居なんですが、たしかに曲線ばかり。 さながら生き物の体の…

グエル公園。

グエル公園でもガウディ節が爆発です。 なまめかしいようなラインが独特な 雰囲気を出してます。 芸術はわからんのですが、現代アートって、なんだかカクカクしている印象があるんですが、この公園の感じは全然違いました。 日曜日でお店等は軒並みお休みだ…

バルセロナ!ガウディ建築。

初バルセロナです。 フェズからライアンエアーという格安航空会社で一気にスペインの東端まで飛びまして、前回行きそびれたバルセロナ。 着いたのが土曜日の夕方で、日曜日から観光をスタートしたのですが、スペインは、というかヨーロッパのキリスト教圏は…

アトラス越えとスペインへ。

スペインのバルセロナへと飛ぶため、フェズへ向かいました。 ティネリールからだといくつか方法があったのですが、トドラ谷を通る、なかなか険しい道を選択しました。 バスというか、バンに地もぴーたちに揉まれながら北上します。 途中の山道は荒々しい景色…

トドラの帰りに。

宿で働いていたムハさんは日本に7年居たことがある。 神戸に住んでいたそうで、今回いろいろとお世話になり、トドラへ行った帰りに実家へ寄せてもらって、クスクスをご馳走になりました。 モロッコの食生活はお世辞にも豊富とは言いがたく、このクスクス、…

トドラ渓谷へ行く。

サハラ砂漠から帰ってからは移動移動で、、、。 写真中心でモロッコお見せしてゆきます。 ティネリールに戻り、トドラ渓谷というところまでチャリで行ってきました。 片道17,8キロ。タクシーで行くこともできるのですが、、、。 調子に乗って自転車で行…

二回目サハラ砂漠。

サハラ砂漠は二回目なのですが、今回は砂漠の村、HASII LABIAD という村にあるWildness lodgeという宿に予約して行きました。 ここはノリコさんという日本人の方が経営されている宿なんですが、予約をしたのには他にも理由がありま…