宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ダハブ。紅海に潜ってみた。いや、泳いでみた。

紅海にある、ダハブ。 世界でも随一のダイビングスポット。 この海固有の生物も数多く、そして世界で一番ダイビングライセンス取得が安いらしい。 30メートル潜れるアドバンスで400ドル!安い!らしい。 しかしながら自分は諸般の事情によりダイビング…

カイロ。またまた宗教について考えた。

エジプト人のうち10人に一人がキリスト教徒だとは知らなかった。 彼らはエジプト独自のコプト教会に属しており、これまた歴史の古い宗派なのだ。 451年にキリストの神性をめぐって「異端」の烙印を受けてから、受難の歴史を歩んできたコプト教会。 時に…

カイロ。殺人的な暑さの中歩きまくる。

最近歴史的遺物に対する関心が枯渇しはじめている。 自分の中ではエルサレムでハイライトを迎えてしまい、ピラミッド見ても、「でかいねえ。」 で終わってしまう。 当初はここから南下して、「エジプトといえばルクソール、アブシンベル神殿でしょう!」とい…

カイロ。ピラミッドより人間のほうが、面白い。

さてエジプトなんだが、ここがまた非常に良く分からない。 ヨルダンのアカバから出るフェリーは、この間料金が値上げになり、40ドルから80ドルへ。そして余裕の10時間遅れ。 船中ではエジプト人が執拗にしゃべりかけてくれるが、すべてアラビア語。1…

エルサレム。自治区に行って、考えた。

イスラエルはやっぱりよく解らない。 ひとつの国の中に、ふたつの国がある。イスラエルとパレスチナ。 お互い存在を認めていなくて、おんなじ輪郭をした地図も、パレスチナ地図とイスラエル地図がある。 ヤドヴァシムという、ナチスによるユダヤ人大虐殺を扱…

エルサレム。主に2万円お布施。

自分にとって、エルサレム巡りほど待ち焦がれたものはなかった。 ヘブライ大学の留学生の男性からもらった聖書を手に、足が棒になるほど毎日歩きまくった。 キリストゆかりの地などで聖書をひろげ、そのくだりを読む。 ああ、この階段とか登ったんやね。 パ…

エルサレム。宗教の町を歩いてみる。

エルサレムはいわずと知れた宗教の聖地である。 金色の玉ねぎ形の屋根を持つ岩のドームは、イスラムの聖地。 そのすぐ隣には2000年前に破壊されたユダヤの王宮の跡地でありユダヤ教の聖地、嘆きの壁。 キリストが処刑され、墓が立つキリスト教の聖地、聖…

エルサレム。魔の国境を越える。

世界で最もややこしいと思われる国境越え。イスラエル。 エルサレムにあるヘブライ大学に短期留学するという男性とともに、ヨルダンのアンマンからミニバスで国境へ向かう。 東へ40キロほど行くと、あたりが急に荒れてくる。 その道をさらに突き進むと、「…

死海。ほんとに浮きます。

いくら塩分濃度が濃いからって、そない浮かへんやろう。 とたかをくくっていたが、入水してみるとまるでアメンボにでもなった気分である。 死海へ行ってきた。 アンマンからタクシーで1時間半。日本人5人でチャーターする。 海抜はマイナス400メートル…

アンマン。みんな優しいです。

アンマンは新しい。 1929年に首都となった。 そのせいか、他の中東の都市にあるであろう歴史の重みは感じない。 真新しいブロックの住宅が丘にひしめき合っている。 町の色は単調で、クリーム色の荒い土地と同化している。 古い建造物といえば、ダウンタ…

アンマン。道がツルツルです。

やってきた。 中東、ヨルダン。 空港を出る。 インドよりも落ち着いた雰囲気。 空港で知り合った同じ世界一周航空券を使っている男性と知り合い、彼とインフォメーションへ向かう。 インフォメーションのおじさんはめんどくさがりもせず、丁寧に場所を教えて…

アーグラー、マドゥーラー。インドらしさ。

インドといえば、タージマハール。 三ヶ月インドにいて、まだ見ていないことに気づく。 タージのあるアーグラーは、デリーの南東200キロに位置している。 時間が無い為、ツアーバスによるアーグラーツアーへの参加となった。 バスはエアコンつき。客のほ…

ラダック。アルチの壁画。

結局、レーを中心としたラダック地方の滞在は12日間ほどとなった。 ラマユルをはじめ、レー周辺の小さな村やゴンパ巡りを楽しんだ。 ラマユルからの帰り、ローカルバスを途中で降りて、アルチという小さな村のゴンパへ寄った。 11世紀に創建されたという…

ラダック。ラマユルお祭騒ぎ。

朝9時、次々とラダックの老若男女を満載したトラックやバスがラダックへ到着する。 人々は争うように広場へ向かい、場所を確保する。 さながら日本のお花見である。 会場についたころには、ごった返しの人々と、人員整理する僧侶たちの押し合いへしあいの攻…