宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

トリポリ。危険地帯をゆく。

ベイルートから北へ90キロほど北上すると、トリポリというレバノン第二の街に来る。 内戦の被害も少ないらしく、古いモスクや町並み、城なども残っていた。 旧市街の商店街は賑やかだったが、中央の公園にはやはり兵士の姿がたえないし、警察車両も多い。 …

ベイルート。戦争の傷跡をみる。

ガンバの試合のあった街、ホムスからレバノンへ向かった。 12人乗り合いのセルビスはなかなか埋まらず、二時間待っても6人しか集まらない。運転手はしぶしぶ車を走らせた。 シリアとレバノンの国境はとても簡素なもので、拍子抜けするくらいあっさりと入…

ホムス。ガンバ大阪シリアに舞う。

小学校5、6年のころだったように思う。 少し肌寒く、ジャンパーを着ていったのを覚えている。 幼友達2人と共に、神戸駅から2、3キロ離れた所にあった球技場へ行った。 いまのウ゛ィッセル神戸のホームスタジアムの場所だったように思う。 そこで初めてサッカ…

デリゾール。ユーフラテス河をのぼる。

ユーフラテス河を車窓から眺めつつ、もの思いにふけりたい。 その願望のみで、ユーフラテス河沿いのデリゾールという街までやって来た。 河以外には特に見るべきものもない街だ。 中心部から15分ほど歩くと、ユーフラテスに架かるデリゾール橋が見えてくる。…

ダマスカス。周辺の遺跡をまわってみる。

ダマスカスを中心に、周辺の村もまわった。 キリストが話していたというアラム語を今でも話しているという村、マアルーラ。 切立った崖に隠れるように村があり、1700年ほどの間どのようにキリスト教、言語を守り続けてきたのか。 教会の裏にある洞窟にはいか…

ダマスカス。世界最古の街を歩く。

ダマスカスは魅力的な街だった。 現存する最古の都市の一つで、紀元前3000年よりこの地に栄える。 旧市街の方へ向かってゆくと、まず城壁が見えてくる。 入り口を探してさらに近づいてゆくと、巨大なアーケード(スーク)の入り口がパックリと大きな口を開けて…

ジェラシュ。遺跡を観つつ、北上する。

アンマンに三度も舞い戻ってきて、ジェラシュの遺跡へ行く。 こちらも2000年前のもの。自分でもいい加減遺跡は飽きてきてるんじゃないだろうかと思っていたが、これはこれでよかったのだ。 肌色の巨大な石柱が立ち並び、例のごとくローマ劇場がそびえる…

ぺトラ。馬鹿でかい遺蹟を歩き回る。

ヨルダンに再入国してからは遺跡めぐりが続いた。 かの有名な世界遺産、ぺトラと、ローマ時代の遺跡、ジェラシュだ。 ぺトラはヨルダン南部、イスラエルに近い山岳地の合間に隠れた秘密都市。 なんでもあのインディージョーンズで有名らしいが、俺は知らない…

ダハブ。ラマダンに突入する。

ダハブには日本人が次々と吸い込まれてくる。 ここで再会を果たした日本人は数知れない。 ヨルダンのホテルで、エルサレムの宿で、チェンマイのお祭りで、インドのプリーで。 事前に示し合わせた訳ではないのに、次々と道端で再会を果たす。 友達になったイ…