欧米人の旅スタイルから人生をかんがえちゃうな~
台風、近づいております。
20日のお昼過ぎに近畿地方を通過するようなので、みなさんお気を付けください!
で、お題目の件なのですが、当宿では毎年この時期になると欧米人バックパッカーが増えてまいります。
理由は、この時期に欧米人のバカンスがある、というわけではなく(もちろんバカンスの方もいるのですが)、彼らは多くが当日や前日に予約、もしくはフラッと現れて。「今日部屋ある?」とやってくる。
ハイシーズンの8月なんかは、数か月前からアジアの人々がお部屋を先に予約してしまっているので、当日来ても泊まれる余地があまりないんです。
なので、アジアの人々からの予約の減るこの時期に、欧米の人々は冷蔵庫みたいな巨大なバックパックかついでやってきてくれるのです。
そして台風がこようがこまいが、とりあえず行先も決めずチェックアウト時間ぐらいまでゆっくりして、もう1泊したければ「今日空いてる?」と聞いてくるし、移動したければチェックアウト後ものーーんびりリビングで次の宿探しを始めるのです。
この行動パターンはアジア人と欧米人でぱっくり分かれます。
これはほんと面白いです。
先日ドイツのおじさん、フランスの若者、ノルウェーの若者と話をしていた時に
「なんであんたたちヨーロッパの人は当日まで予定決めてないことが多いんだ!?」
と聞いたところ、
「奈良公園の鹿を見ろ。あいつらは仕事も決まってないし、のんびりしてるだろ。人間だって生き物だから、鹿と一緒だ。」
と、ちょっと意味不明のことを言ってましたが、ニュアンスはわかります。
つまり人生の軸は遊ぶであり、仕事ではない、ということなのかなと。もちろん全員ではないでしょうけど。
自分もインドを旅していた時に、ある街で3日間の滞在予定が結果3週間になってしまったことがありました。あの時間の感覚をもう一度味わいたくて、基本自分で仕事をコントロールできるであろうと考えていた自営業をやっているわけなんですが、、、。
結果としては仕事に忙殺されてる感じです。
仕事は楽しいのですが、毎日数多くの旅行者を受け入れているたびに思うんです。
「旅が好きでホステル(ゲストハウス)始めたのに、俺全然旅でれへんやん。」
ってね。
経営者ですから、しょうがないか、、、。とか思ってたのですが、そんななか、東京のあるお宿さんのブログを拝見しまして、最近それは単なる言い訳であると気づきました。
やっぱり自分で工夫して長期休暇とれるようにしよう!と考えております。
どうやっていくか、というのも、またこのブログで書いてみたいと思います。
なら国際映画祭が始まる。
最近、ノーショー(予約したけど当日来ない)が3日連続です。
ちょっとへこみます。
まあ、今日のノーショウはメールが届いてない&確認のためにお客さんが送ったメールもこちらに届いていないという不幸が重なったものでした。
携帯メールからPCメールのアドレスに送る、もしくはPCメールから携帯メールに送る場合、設定によってはフィルターが働いて、はじかれることもあるようです。どちらも不幸なので、何か対策を考えねば、、。
さて、奈良国際映画祭が始まってます!(9月17日~9月22日)
ということで、本日初日、お知り合いの方々もレッドカーペット周辺でお店を出店されるということもあり、お顔出しに行ってきました。
いや~~~男前やわ。足長いし顔ちいさ。
車からさっそうと降り、振り返るとギャラリーと鹿という、都会の映画祭ではありえないシチュエーションに興奮です。鹿のちょっと動物園チックなニオイがまたいいんだな。
この熱狂をすり抜けて最前列に行こうとする鹿や、隙だらけになったエコバッグに顔を突っ込む鹿がいて、そっちのが途中から釘づけでした。奈良だな。
さて22日までに公開される映画も個人的にかなり興味があります。
学生さんたちが作ったショートムービーとか、東吉野が舞台の「東の狼」とか。
映画祭目当てに奈良に来る価値は十分あると思いますよ。
ウチのスタッフの力作です。
さて今年も燈花会の季節がやってまいりまして、8月5日から14日です。
すっかり奈良の風物詩ですな。
毎年さほどイベントに興奮することもなく、なかなか淡々と宿業を営んでいるわけですけれども、
当宿のアルバイトスタッフ、うっちーが、なんとも素敵なポスター?っていうんでしょうか、左写真のような案内を作ってくれました。
素晴らしい、、、
おっさんでは到底思いつかないことでございます。
なんでもバリバリのゆとり世代、こういう資料モノを作る能力は多世代より長けているのだとか。
そうなん?
でもこうやってお客さんにビジュアルでアピールできるのは非常に効果があるわけで、イベントがある、ということを漏らさず伝えるにはやはりこういうモノの効果というのはとても有効なのだろうなと思います。
さて、すっかりブログの更新もまったりしてますので、自分でもなんとかせねばと思っているのですが、私たちは元気です!
4ベッドのドミトリーという、新境地(自分にとって)を開きまして、はや2ヶ月、、、。
あんまり埋まっていなかったドミも、少しづつ埋まるようになってきてます。
2015年はすごかったのにな~。
すこし円高に進んだこと、宿泊施設がかなり増えたことなどもあって、去年のようなバブリー感はすでになくなっております。
私はバロメーターとしていつも京都の空室状況をストーカーのように調べるんですが、去年でしたらBooking.com.で調べても7月の祇園祭やお盆の時期など、ぜんっっっぜん宿空いてなかったんですが、今年は結構空いていて、特にドミトリーは値下げやってるところもあり、ああ、商売は水物だなあ、、、と実感します。
うちもぼちぼち、やってます。でも去年のような、稼働率驚異の95パーセント!なんていうのには遠く及ばなそうです。
ちなみに放置していた本館(旧遊山ゲストハウス)は現在貸し切りのみ承り中。キッチンついてるし、貸し切りなのでお仲間でとまって遅くまで飲み会やるもよし(バカ騒ぎはだめ)、なんかのオフ会を泊りがけでやるもよし!
最大11~12名まで泊まれます。
で、15時から翌朝10時までで3万円です。10人で泊まれば一人3000円です。
高いのか手ごろなのか、私にはどうもよくわかりませんが。
お昼の時間にレンタルスペースとか、イベントで使ってもらうとか、そういうのもそろそろ考えていかなければと思っております。
なにかやりたい人、言ってください。
古墳クッションは別館によく合うぜ!
こんばんは。体重が85キロ(1月)から77キロまで減ってきました、清重です。
遊山ゲストハウスが別館へ移籍して3週間。
個室だけだった別館もドミトリーが加わり、ゲストハウス感がグッと上がってきました。
で、本館に引き続き、古墳クッション、当宿で販売中!
使い方様々ーー!
旅のお供にもよし!
程よい硬さで抱きごこちも抜群。
宇宙椅子さん手作り、墳丘部のフォルムが素晴らしい!
ちびちびこさん (小さい方) 税込3780円
スリムさん (抱きしめてる方) 税込8100円
宿泊外の方も「古墳クッション」の一言で内部侵入可能ですので、お気軽にお越しください!
もうすぐ6月。
いやあ、毎日ほんと暑いですね。
まだ5月なのに、、、。
あっという間に、区切りの6月です。
なんどかお知らせしているのですが、遊山ゲストハウスの本館は、6月をもっていったんお休みします。
ここへきて、常連さんや、過去に泊まってくれた海外の方が、毎日のように泊まりに来てくれてます。
うれしいですよ、ほんと。
移り変わりの早い世の中ですが、コツコツやってればいいこともあるんだぜ、ということを、お客さんや商売を通じて学ばせてもらってます。
さて別館ですが、6月に入りましたらドミトリールームを作ってゆきます。
まずは男女混合ドミトリーが6月17日から、女性専用ドミトリーは9月から提供できそうです。
タイムラグがありますのは、現在8月末まで提供している4ベッドルームが、女性専用ドミトリーになる予定だからです。
ドミトリーは男女混合、女性専用ともに4ベッドドミトリーとなります。
今回は部屋に鍵つけますよ!
で、レンタルバスタオルをお付けします。
そして1泊2900円!
ちょっと値上がりしますが、、、、セキュリティとお部屋の広さは今よりだいぶ良くなりますよ。
またお部屋出来てきたらお知らせします!
最後にお客さんの写真。SNSとかに載せませんから~とかいいつつ、「載せてもいいですよ~」っていってくれたので、載せます。
みなさんそれぞれ目的は違えど、奈良を満喫していただいたようで!
またお待ちしてますね~。
【訂正】 移転 → 長期休館
先日「遊山ゲストハウス、別館へ移転します!」というブログを公開したところ、すごくたくさんの方からコンタクトがありました。
近所のかたからも「やめるの?大変ねー」とか聞かれたり
同業者からも「どうしたんですか?」と心配してくれたり、
過去のヘルパーさんたちからも「やめないで!悲しい!」とか、「なくなるなら、今のうちに会いに来ました!」とか、
いや、すみません。
やめませんから!(笑)
あくまで、本人たちがちょっと仕事量を減らしたいだけ、つまり、ちょっとさぼりたい訳です。
それに際して、別館にドミトリーを作るため、「移転」という言葉を使ってしまったのですが、いろいろと誤解を招いてしまったわけで、、、。
言葉を変えて、本館、長期休館です。
まあ意味はあんまり変わらないかもしれませんが。
6月で休館としたのも、7,8月って、めちゃくちゃ忙しいんですよ!つまり稼ぎ時なんですが、もうね、宿を始めてから6年間、夏場に外へ出かけたことがないのです(特に昼)!
ああ、夏の海で釣りしたい、、、とか、そんな些細な夢をかなえたいのです!
そして休館してる間に、頭とやり方を整理して、リスタートしたいのです!
たかだかこんな小さなゲストハウスですから、こんなに心配してくれるとは思ってもみませんでした!
嬉しんだかなんだか複雑です。
前の投稿でも書いたのですが、能力のある人は、とっくにスタッフさん教育して、宿を任せて、自分の時間をたっぷり作っているわけです。
それができないのは、現状自分の力不足なわけです!
そしてその結果、世のバックパッカーたちに安い寝床を提供するという崇高な任務を、いったん途絶えさせてしまうというのは、申し訳ないと思っております。
気が向いたころに、またバッパーの宿として復活します!
それまで、貸し切りで細々グループやカップルの方にご宿泊いただいたり、貸しスペースとして提供したり、飲食の許可もありますので、なんかやったりしてつないでゆこうかなと思っております。
そして、別館のドミトリーができたらまたお知らせします!6月中には完成させたいっす。
今後とも、よろしくお願いします!
遊山ゲストハウス、別館へ移転のお知らせと蛇足。
さて、タイトルにもありますように、2016年6月6日をもちまして、いったん現遊山ゲストハウスをお休みしまして、別館へドミトリーの機能を移転します。
2010年の4月にオープンしてから、はやいもんで早6年。
2015年にアルバイトさんに入っていただくまで、私ら夫婦とヘルパーさん1人から3人という極少体制で宿を回してきました。
そして2015年に別館を開き、ふと気づけば宿に張り付き続けて6年。
うまく経営できる人でしたら、スタッフを育て上げ、組織を作り、システムを作って、宿主がいなくともうまく回ってゆくようにやっていけるのですが、いかんせん私は不器用。
そして、マネージャーを雇おうと思えば、それこそ、その時間拘束は相当なもので、そこにかかるお給料も、大変なものになります。(ちなみに、管理者として張り付きっぱなしの場合、休みなしだと拘束時間は月400時間ほどになります。)
さらにかかる設備更新のための諸費用、、、平成30年までには消防設備も付け替えねば法律違反にもなっちゃうし、水回りのいたみはひどくなっており、、、、などなど。
常連さんも多くなってきて、おかげさまで盛況なので、本当にありがたいですし、経営としてはまずまずの状態を維持していくことはできますし、いったん止まることでお客さんが離れて行ってしまうかもしれないことも寂しい。
ただ、ちょっと自分自身、時間を作って、もっといろんなインプットが必要だなと感じておりまして、この6年宿の仕事に従事し続けることで、奈良のことを深く知る機会をほとんど持てていないことに気が付きました。
このまんまじゃ~やってても面白くないな、、、。
そんな気持ちになりまして、自分が楽しむためにも、ちょっとペースダウンしてみようかと思ったのであります。
そしてペースダウンのために、総合的に判断して、いったん本館をクローズして、別館に集約したほうが良いという結論に達しました。このタイミングで移転することが良いのか悪いのか、やってみないとわかんないですが。
本館は、別の活かし方を考えておりまして、さてさて何ができるやら、、、。
また詳細は追ってお知らせしたいと思います。
ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
蛇足ですが、
ゲストハウスを取り巻く外部環境も恐ろしい勢いで変化しておりまして、特に今年は「民泊」関係がすごそうですね。
現在日本での民泊はAirbnbのことを指しているといっても過言ではないと思います。
私も興味本位で宿を登録しました。
あっという間です。30分で、ゲストハウスのオーナーになれちゃう時代がきてます。
民家で許可なく宿泊業を営むことは、もちろん法律違反なのですが、現状ものすごい数の物件が奈良でも登録されてます。(ゲストハウスさんも数多く登録されてます。)
これも時代の流れですね~~。
もはやこの流れ、止められないでしょうね。
最近のニュースでは、ホストのいる家の場合、許可制ではなく、届け出制になるかも、というもの。
これって、つまり自分が住んでいるおうちの空いている何部屋かを宿泊業として使う場合、ゲストハウス開業者がめまいを起こすほどの煩雑な手続きなしで、「やります。」と役所に届けるだけでできてしまうという、すげえ制度。
ゲストハウスをやりたい!という方で、10人くらいまででいいや、と思っている方は、法整備の推移をみて、民泊を検討したほうがいいんっじゃないでしょうか。まじめな話。いまだったらやりたい放題です。
というか、もう民泊やってるんでしょうけど(笑)。
あと1,2年は、外国人観光客が増加する前提であればそんなに食い合いはないと思うのですが、外国人観光客が頭打ちになったときには、、、どうなるんでしょうね?
そして高い店舗家賃を払っているゲストハウスさんは(ウチも)、家賃かからない持ち家とかマンションのお部屋がライバルになるわけで、正直、「やってらんねえ」と思ってもおかしくありません。
うちも「民泊」という名の「旅館業」やろうかな~。
以上、悩めるゲストハウス経営者の愚痴でした(笑)。
ゲストハウスならではの良さを追求していかねばと思う今日この頃です。