宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

そして日本へ帰る。

日本へ帰国するための飛行機で、「ホームレス中学生」を鑑賞して泣く。

 隣の席は日本人らしき人が2人で、「こんにちは。」と声をかけるも軽く無視された。

 10数時間のフライトで成田に降り立ち、あっけなく入国審査を終えてゲートを出る。

 まぎれもなくそこは日本だった。

 空港内のコンビニで缶コーヒーと焼きたらこおにぎりを食って、日本を実感した。

 一年ぶりの日本。

 東京まで出る一番安い方法を探して、結局は列車で行くことにした。

 しかし成田はなんという僻地にあるのだろう。あれを東京国際空港って、、、無理があるんじゃねえか!?

 一緒に列車に乗り込んだ欧米人は1時間くらいたったころ、「どこまで行けば東京なんだ??」と不思議そうな顔で車内を見回していた。

 東京に近づくにつれて、会社帰りの人や学生が大勢乗り込んでくる。

 前のシートの7,8人が、全員携帯でメールなり何なりをしていたのが壮観で、欧米人が写真を撮っていた。

 29ヶ国周ってみて、やはり東京ほど巨大な街はないな、と実感した。

 ハンパない人、パズルのような路線図、迷路の地下街、まばゆいネオン。

 人の歩く速度は速い。トロトロ歩いていると呑まれそうになる。

 ああ、帰ってきたなあと実感した。

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 到着した日、南米を旅していたころに知り合った、同い年のT夫婦の家に泊めてもらうことができた。

 突然の訪問にもかかわらず、いろいろと世話してくれて、本当にありがたかった。旅行をして、出会いがあって、本当に良かった。

そして思い出話で盛り上がり、次の日には上海で世話になったおばに会いに行った。

 おばの上海でのアンティークの商売は大変そうだが、2店舗目をオープンしたらしい。おばの動きは相変わらず目まぐるしいものがあった。

 夜はインドのときの友達と飲み、大阪への夜行バスへ乗った。

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 そんなこんなで、日本へ戻ってこれた。久々の実家の飯はかなりうまかった。