メキシコシティ。
メキシコシティはやっぱり大都会だった。
どでかいビルが空を埋めている。オフィス街はどこの国の都市も急ぎ足だ。
戻ってきたシティでは特にやることもなかったのだが、博物館を訪れてみたり買い物をしたりしていた。
なんせ次はニューヨーク。そしてカナダのバンクーバーでこの一年の旅も一旦終了である。
日本人宿アミーゴにいる方々から、「その格好はニューヨークではないのではないか。」という指摘を受け、ショッピングモールでGパン買って、スニーカーを新調。
セカンドバッグは洗濯した。
セカンドバックの汚れは信じられん位のもので、張った水はすぐにドロドロとした黒い水になった。
そういやまともに洗ってなかった。
1年半前、初めて一人でモンゴルへ旅行したころから、そのユニクロのカバンを使っていた。
それから中国とか、タイのトレッキングとか、インドの列車やバス。中東の砂漠を抜けて、イースター島まで行っちゃって。時には枕になり、貴重品をしまいこみ、まるで肌の一部になっていた。望むが望むまいがこのユニクロバッグも世界一周組になってしまっている。
安物のカバンにも愛着は沸くものだと思った。そして恐るべきはユニクロの品質のよさか。コストパフォーマンス高いねえ。
街中ではこれでもかとタコスを食いまくった。
タコスに対する明確なイメージというのはなかったけれど、小さなもんじゃ焼きみたいな生地の上に肉とか野菜とかバンバカ載せて、皿の上でうまく包んで食べる。
はまる。本場はうまい。
そんなところが3ヵ月後には豚インフルエンザで大騒ぎになっているとは、、、。
長期滞在していた宿の面々は大丈夫だろうか。アミーゴは大丈夫だろうか。
タコスどころじゃないんだろうか。心配になる。