プリー。旅で会う人々。
旅で出会う日本人。
は、かなり多い。
が、プリーの日本人宿、「サンタナ」ほどたくさん集まるところはないのじゃあないか。
ローシーズンの現在でも20人くらい。年齢もバラバラ。そのほとんどすべてが日本人。
経歴、経験、周ってきた国、やりたいこと、やっていること、みんな面白すぎる。
インドで学校の立ち上げや、インドと日本の架け橋を作っている同い年。
遊びを楽しみ、旅を楽しみ、信じられんくらいバイタリティーのある同い年。
これから中央アジアへ行くという男の子。
2年がかりの世界一周新婚旅行を楽しんでいる夫婦。
アジア各地でボランティアや恵まれない子供を救う活動で世界一周している俺より若い夫婦。
音楽を習いに来ている青年。
哲学を学んでいた男の子。
アフリカ、ヨーロッパを周り、これから中央アジア、南米へとゆく日本語バリバリの唯一の韓国人女性。
東南アジアまで行き、そこからオーストラリアへ行ってワーキングホリデーをする同い年。
熱心に教育論を語る男の子。
謎の女の子。
マゼーテレサの施設でボランティアをしてきた人たち。
みなの話を聞いていると、いろんなことに気付いたりする。そしてやりたいことをやっていて、目は生きていて、エネルギッシュだ。
俺はどちらかというと小心者で、言い訳がましいところがある。やりたいこととか、年を重ねるごとに言い訳を付け足して、ゴミ箱にほりこんできたと思う。「日本」の物差ししか知らなかった俺にとって、そんな型破りなヤツラはつまらん言い訳はクソみたいなもんやと気付かせてくれる。
そして列車の切符を破棄して、今日もバカでかい海と荒い波を眺めてボケッとするのだ。