プリー。サンタナの日々。
サンタナでの日々は、朝一のチャーイから始まる。
ちょっと薄い目のチャーイをゆっくりと口に運んで顔を洗い、朝飯が運ばれてくる。
朝飯を食べるとみなそれぞれの行動に移る。
洗濯するひと、本を読むひと、音楽を聴くひと、海に泳ぎに行くひと、寺院へ行くひと、のんびりするひと、、、。
サンタナに昼ご飯と、冷たいビールを頼んでおいて、海で泳ぎ、肌を焼く。
ビールで眠くなったら少し寝て、夕方また浜辺へたたずみに行く。
晩御飯を食堂でみんなと食べ、屋上で夜空のもといろんな話をする。
悪くないでしょ?
旅に出る前、休息することは怠けていることだと思っている時期があった。しゃにむに働くことが一番の価値観だと無言で社会に押し付けられている感じがしていた。
でも、海辺で波をながめていると、体の中にあるそういう黒っぽいものが抜けてくような気がする。まあ、気負いがなくなるというか。
こんなんもありなんやなあと思うわけだ。
そんなサンタナのみんなが、出会って間もないみんなが、素晴らしい計らいをしてくれた。
30歳の誕生日、俺のために歌をうたってくれ、ケーキを用意してくれ、寄せ書きをくれ、胴上げしてくれ、みんなが祝ってくれた。
予定では一人でガンジス河でも見つめながら、迫り来る物売りたちと戦いながら、「ああ、今日誕生日やったな。」と思っているハズであった。
チケット破棄してほんと良かった!
皆さんとこのインドの片田舎のプリーで出会えて、心から感謝!
キザなばかりのやさしさを感じた。
俺は幸せもんやなあ!
*写真1枚目 昭和53年会のみなさん。サンタナのフォクナさんもです。
*写真2枚目 ケーキを用意してくれた。感激です。
*写真3枚目 プリーの海辺。めっちゃのんびりしている。