宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

遊山ゲストハウスという宿について。

こんばんは。

今日は寒いです。明日の早朝にはマイナス2度になるそう。

でも、長野から来られたお客さんは「こっちあったかいですね~」とおっしゃってました。マジか。

 

さて今更なのですが、当宿についてざっくりどんな感じなのか、説明したいと思います。

遊山ゲストハウスは2010年4月に開業しました。

ドミトリーと呼ばれる、2段ベッドの相部屋を中心とした、小さな安宿です。

バックパッカー用に、と思っていたのですが、ふたを開けてみるとバックパッカー以外の方の方が割合が多く、いまでは女性の一人旅、チャリダーさん、ビジネスや出張で、年齢も18歳から最高は78歳の方までと、お客様の層は幅広いです。

 

もうそろそろ4年目です。

ゲストハウスをやりたいなぁとぼんやり思っていたのは、インド、ラダック地方のレーという町であるゲストハウスに泊った時です。

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 窓から見えるヒマラヤが絶景で、中庭でボーっとできる。宿の人たちは家族経営で、程よい距離間で接してくれる。そんな宿でした。手作りのパンの朝食うまい宿でした。1泊二人で900円くらいだったか。

そしてはっきり志を持ったのは、奈良市で最初のゲストハウスである、ウガヤゲストハウスさんでヘルパーをさせていただいていた時でした。

当時奈良には(今もですが)宿泊施設がとても少なく、全国ワースト1(たぶん)でした。飛び込みできた外国人バックパッカーに漫画喫茶を紹介せざるを得ない状況でした。

2008、9年と世界各国をふらついていた僕は、宿が見つからないつらさを知っていました。

15キロ~20キロもするバックパック担いで宿捜しまわるのがどんだけしんどいか、、、。真冬のヘルシンキで、南米の知らない街で、、、あれは疲れるんですよね。

帰国してから無職状態だった僕は、次は10年は出来る仕事をしたい、と思ってました。20代のときは仕事もコロコロ変わりましたし。

やりたい仕事、を突き詰めて考えたときに、「旅」に関わる仕事がやりたかったのです。

で、宿も足りてないなら、自分もやってもいいんじゃなあい?などと考えて、物件探しをスタートしたんです。まあでもウガヤゲストハウスのオーナーさんに色々指導してもらえてなければ、出来てなかったと思いますけどね。

 

あ、宿の概要を全然書いてない。

長くなるので、この辺でやめます。宿の概要なんかはまた別の機会に、、、。