奈良県の宿泊者数、客室稼働率が想像以上に悪かった。
こんばんは。
今夜は日本のかたが一人もいらっしゃいません。
というか、最近ほんと、海外の方が多いです。7割~8割くらいでしょうかね??
ブログも日本語だけですし、特別海外の方向けになんかやってるわけではないんですが、、、なんでなんでしょうかね。
っていうか日本の旅行者の方が少ないだけなのかもしれませんが。
今オーストラリアやアメリカ、インドの方々6,7人でトランプで盛り上がっていたり、フランスのカップルは初の銭湯に挑戦したり、台湾や韓国、中国、デンマークからのゲストさんは本読んだりお部屋でゆっくりしたり、と。いろいろです。
今日は国籍も多彩やな~。
さて、先日観光庁より、宿泊統計調査のアンケートとともに、客室稼働率
これ、近畿6都府県の客室稼働率と延べ宿泊者数のグラフなんですが、個人的には結構興味深かったです。奈良は一番左下。
全国平均
・奈良の延べ宿泊者数(青い棒グラフ)、めっちゃ少ないやん!
はい、少ないですね~。滋賀県や和歌山県より青いグラフは短い。奈良以外の方は意外かもしれないのですが、奈良の宿泊施設数、客室数は全国でもワースト1か2です。私は勝手に京都をライバル視しているのですが、いや~すげえ差(笑)。また連泊の方が少ないということも顕著にでてます。
・京都や大阪の稼働率かなり上がってるのに、奈良変わってないむしろ落ちてる?
折れ線グラフ の青は前年、オレンジのグラフは今年のです。これをみると大阪や京都、全国の稼働率は前年より増えています。滋賀県はエライ(とても)増えてます。ですが、奈良には全く変化なしです。
私はこの周辺の事情しか知らないんですが、最近では猿沢池近くの猿沢荘さんが閉館したり、魚佐旅館さんが閉館したりなど大型の旅館が閉館した事情もあるのかなと思います。
客室稼働率で面白いのは、6,7月の推移です。
全国、そして他の近畿地区では6月にガンと下がり、7月に回復するという動きなんですが、奈良は6月に落ちてさらに7月にも落ちています。このグラフだけ見ると、2月と同じくらいの客室稼働率です。
これは恐らくですが、修学旅行生の宿泊関係ではないかと思います。
5月のゴールデンウィーク明けから6月中旬にかけて、奈良には修学旅行の中学生や高校生が大量に訪れてくれます。それがなくなる7月に稼働率が落ちるという事ではなでしょうか?(推測です)これが原因だとすると、奈良の宿泊観光モデルはまだまだ修学旅行生に依ってるところがありそうです。
これがゲストハウスになると少々変わってきます。
うちの場合ですと、6月より7月がはるかに良いです。
7月に入るとアジアの大学生は休みに入ります。(7,8月が夏休みらしいです)個人旅行で来る学生さんがめっちゃ増えます。いま目の前にいる海外の方ほとんど学生です。そして7月後半にはバカンスに入ったヨーロッパのバックパッカー達がやってきます。
海外の個人旅行者の開拓は可能性かなりあると思うんですが。
そして奈良は宿泊施設がすくないから解消せねば!ということは2010年以前から言われていたように思うのですが、特に解消できていないのが現状のようです、、、。
ゲストハウスが少々できても、焼け石に水ですから。
奈良の宿泊業の問題点、客室稼働率の事情など、こちらの方のブログに大変詳しく書いておられます。
結論、まあ、ありきたりですが、カギは海外旅行者と、、、日本の方、もっと(ウチに)泊りに来て!とうことでしょうか(笑)