東大寺の修二会、お松明。
春の開花を吹っ飛ばすような寒さの中、東大寺二月堂の修二会のお松明をみに行ってきました。
毎年行われているこの行事。
毎年なんてハンパなもんではありません。
752年、奈良時代から1260年間、1260回行われ続けている、無敵の行事!
二月堂が燃えようが、太平洋戦争最中であろうが続けられてきた仏教行事!
毎年お坊さんの中から11人の練行衆が選ばれ、2月後半から準備が行われ、3月1日から14日までの2週間、本行が行われます。お坊さんのこの修行は、実は2月から始まってるんですね〜。
DVDを観るまでは、「お水取り」やら「修二会」やら「お松明」やら名称がごちゃごちゃで、わかってなかったんですが、、、。
お松明というのは、二月堂へ本行を行いにゆく練行衆たちの足元を照らすために行われたというのが起源らしいです。
3月1日から14日まで、午後7時から、約20分、お松明は行われます。
今日は3日ですが、すごい人。
12日のお松明は、通常10本の松明が、11本で、しかも大きい。
この日は特に混雑するようです。
で、よくニュースとかに流れているのも12日の様子。
なので、この松明の行事は3月12日のみに行われるものだと思っている方も多いようです。
巨大松明が振り回され、火の粉と歓声があがります。
火の粉をかぶった人は、健康で幸せになれるということですよ。
3月12日の深夜には「お水取り」が行われ、ああ、もう説明できないから省きます(笑)。
これ去年極寒の中、深夜2時に観てきました。
雅楽がきれいで、、、係のおっちゃんが観客?参拝者?に向かって、「ノーーーフラアアシュ!!」てかましてたのが面白くて、、。
ともかくも、巨大な火の玉をみつつ、なんだかんだ1260年続けるというのは、どんだけエライ(大変)ことなんでしょうねぇ〜。
照明が消された空と、真っ黒に浮かぶ山のシルエット。そこに浮かぶ二月堂と炎。
なんとなく想像できた気が、、、。
こういうとき、奈良は時が止まってる感じで、ええなあとか思うのです。
なので、みなさん、泊りで観に来て下さい。