宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

山の辺の道を歩く!

 21泊してくれたMさんは、毎日ひたすらあちらこちらへ歩きに行く方でした。

 その影響をもろに受けたのが僕でして、山の辺の道を歩いてきました。

 奈良の南、桜井市から天理までの約16キロくらい。

 
 昼の十二時ごろ、宿を出て、JR奈良駅の桜井線に。
 
 実は桜井線利用は今回が初めて。

 滑り込んできた列車は2両編成で、先頭車両はバスみたいな料金表がついてます。

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 なんだか懐かしげな列車の中。観光客はまばらで、地元の学生さんなどでにぎわってます。
 
 スタート地の桜井駅までやく30分、ゆる〜い風景の中を列車は進んでゆきます。途中の駅はほとんど無人駅。改札以外のところから人が出入りしたりして(あかんのでしょうけど)、のどかな感じです。

 
 桜井駅の改札を降りると、案内標識に「山の辺の道」が現れてきます。
 
 それにしたがって街を歩いてゆきます。

 途中あってるのか不安になりますが、、、。ふと足元を見てみると、アスファルトの歩道に「山の辺の道」の表示が。
 
 15分ほどで、最後のセブンイレブン。ここでおにぎりやお茶買って、いざ、山の辺へゴー。

 三輪そうめんの製麺所の細い道を抜けてゆくと、突如川と山の風景が!

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 ええ感じにさせてくれます。

 川を越え、田んぼを越えると、突然宿場町の様な風景に。

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 まあ、これだけでは想像しにくいかもしれませんが、、、。海柘榴市(つばいち)というこちらの地域は、古代には交易によって栄えていた町らしいです。

 土壁の民家と民家の間の細い路地を登ると岩に掘られた仏さんが祭られていたりして、古代に思いをはせるには十分すぎる雰囲気持ってます。

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とある神社のようなところ。

立て看板を見ると、昔天皇の宮廷があったところらしいです。名前、忘れましたが、、。

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道が本格的に山の辺になってきます。
こんな感じで歩くのは本当に久しぶり。
ゴミゴミした都会を歩くより、自分はkなりテンションあがります。

持ってきたアイポッドで音楽を聴かずとも、風の音とか鳥の声とか林が揺れる音とかザクッザックという足音でなんだかいい気分です。

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そんなこんなで大神(おおみわ)神社到着です!

この神社の背後にどしっと構える三輪山がご神体。
日本最古の神社です。

参拝者が後を絶ちません。

パワースポット、という言葉がはやっていますが、はなで笑うべからず。神聖な雰囲気でムンムン。この奥にある狭井(さい)神社ではこの三輪さんへ登ることができるのです。
写真は厳禁、飲食も禁止、昼2時までしか受け付けてくれませんが。
ここもだいぶ雰囲気あります。

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こちら狭井神社。奥の湧水をペットボトルに詰め込んで、さらに北上したのです。
水うまかったー。

また後日、後半も書きます。