アガディールでリゾート気分。
エッサウィラからバスで南下してゆく風景は、アフリカ大陸の言葉どおり、褐色の大地にガンガンと日光が降っていて、オリーブの木が点々と生えていて、、、とそんな感じで続いていきます。
木のあまり生えていないはげ山をバスは物凄い速度で走って行くのですが、道路は舗装されていてキレイだし、バスの質も高いので、インドほどの苦労やストレスとは無縁で済みます。
高台から大西洋が大きく広がっていて雄大。高台を下ると街があって、そこがアガディールという街なのです。
海沿いに白のリゾートマンションやホテルが並んでいて、開発中の保養地は一大テーマパークのような大きさで、ショッピングモールやプールがその完成予定図に描かれています。
アガディールは他のモロッコの町とは全く違った色をしています。
完全にリゾート化された町は、他の町のように城壁に囲まれたメディナは存在しません。その分観光地も存在しません。完全にリゾート目的の町のように感じます。
歩くモロッコ人も洋服でオシャレをして、何だか鼻につくくらい今風です。
そんな町なだけに安宿は少ないのですが、一部屋2000円くらいの2つ星のホテルでもかなりレベルが高く、今泊まっているホテルなんかもプールまで付いちゃってます。
海に出てみるとこれまたオッシャレーなホテルとか、イタリアン、フレンチ、インド、韓国料理までいろんなレストランが軒を連ねていて、違う国に来てしまったようです。
もちろん欧米人がビーチを闊歩している訳ですが、彼らを見ていると、バカンスの楽しみ方が良くわかります。
ナイスバディだろうがブヨブヨだろうが、ジジイだろうがババアだろうが、関係なくビキニに着替えて浜辺でのんびりしたり、ランニングしたり、本読んだり、何するわけでもなくのんびりしてたりしていて、なんだか優雅に過ごしてやがるなあ~、と妙に関心しちゃいます。
別に欧米化がいいとは思わないのですが、なんか「のんびり」の仕方が、金がかかってないくせに妙に金持ちみたいに見える。
あくせくしてないせいなんでしょうね。完全に独断ですけど。
ああいう余裕ぶったところは、なんかいいなあとか思います。
日本でバカンスしてます。なんて言っちゃうと鼻に付きますけどね。
そんなわけで、私らも一日2500円でリゾート生活。
朝はカフェで朝食、浜へ出て海入ってビール飲んでのんびり数時間過ごしてマクドで軽食、昼も少し海に浸かってしめはホテルのプールに入っちまう。
海の水は少し冷たくてちょうど良く、風が涼しいので快適です。客引きなども特にしつこくはなく、人も穏やかなのでのんびりとできます。
海パン買って、サングラス買って。
バックパッカーとは思えないそんな生意気なことを生意気に満喫中です。
6月はハイシーズン寸前のローシーズンらしく、今のプール付きホテルもかなり綺麗で、ハイシーズンなら350DH(4500円)ほどの部屋が、値下げ交渉の結果あっさりと200DH(2600円)まで落ちました。海も近いのですが人はぜんぜん入ってません。
いやーー。生意気です。