宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

ヘルシンキ。美しき北欧の街。




空港に到着したときから既に、先進国のニオイをぷんぷんに放っている。
そして物価も先進国。バカ高い。350ミリ缶ジュースが平気で2ユーロ。(300円)殺す気か。インドで一泊二食付でいける。
アジアでセコセコやっていた節約なんて悲しくなるほどに金がぶっとぶ。
相当な消費税がかかっているのだろう。しかしその分社会保障制度は充実しているらしい。
聞いたのは16歳までの学費や給食費が無料だったり、大学も無料だったり。
町中に図書館があって、のぞいてみると老若男女熱心に本を探している。世界でも最も読書する国らしい。
その図書館や公共施設には無料のインターネットがある。
まあ日本でもそのくらいはあるだろうけど。

ヘルシンキは人口50万人の首都。実にこぢんまりしている。
季節は冬に変わろうとしていたので、木々の紅葉が街を染めていた。
少し歩けばヨットハーバーのある港に出る。露店では様々な魚が並んでいる。巨大なカモメは屋根から おこぼれを狙っている。
かもめといえば、旅に出る前、かもめ食堂というヘルシンキが舞台のスロームービーを妹と観た。
街をぶらついているとその舞台となった食堂を見つけた。
人通りの少ない道路に面していて、映画と同様のガラス張りの壁に、小さくかもめ食堂、と書いてあり、映画のポスターが貼ってあった。
店内には地元のおじさんたちと数人の日本人。日本語のメニューもある。
定食を頼むとお代り自由コーヒー、パンとサラダのバイキングがセット。メインのチキン料理にがっつりとマッシュポテトが乗っかっていて、味も申し分ない。店員さんも日本人みたいな接客。なんだかフィンランド人は控えめだけどやさしい。

それで8ユーロ。(1200円くらい)まあ、、、満足ですな。