宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

プリー。滞在中。

 
 出会いあれば別れあり、とはよく言ったもので。
 一つの宿にとどまっていると、多くのそれに出くわす。
 そういうのは本当に些細な偶然や決断が重なっておこるもので、出会いからさらに新しい道が拓けたりする。
 僕がプリーに来たのもほんとにたまたまで、「降りたホームが左側だった。」ってだけで、サンタナというゲストハウスを選んだのも、リキシャーのおっさんが「おまえもサンタナか!」っていう質問に適当に「YES。」って応えて連れてこられただけの話なのだ。
 始めは2泊のつもりがはや10日である。わからないもんだ。
 ここの人たちに惹かれるのは、みな短い出会いを大切にしているということだ。
 そして「なにかその人の為にしてあげよう。」という気持ちがすごく伝わってくる。
 自分などは、正直そういうことが苦手で、行動を起こしている人たちをとても羨ましくおもう。
 
 今日も1人、ここを旅立つ人がいた。誰かの発案でみなその人の為にメッセージをこしらえ、曲をつくり、涙流して別れを惜しんだ。
 僕はその人とは10日間のお付き合いだったけど、誕生日を祝ってくれたり、海で遊んだり、凝縮された思い出にこみ上げるもんがあった。

 みなのその真摯な姿勢に、出発前に見送ってくれたたくさんの人たちを思い出す。
 
 感謝の気持ちや激励の言葉。それを素直に表現することは、こっぱずかしい、ちょっとくさいけど、やっぱり嬉しいもんなんやね。
 実感です。