宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

ムンバイ。インドらしくない!?インド。




うーーむ。
これがインドなのか!?いや、違うやろう。
ムンバイの町を歩く。そしてそう思ったのだ。
ヨーロッパ調の町並みに高級ブランド、スカート、ジーンズ、Tシャツの女の子、てぇつないで仲良く歩くにいさんねえさん。さらには堂々と酒の看板掲げてるバー、レストラン。あれ!?こういうのって、ダメなんじゃあないの!?
イメージしていたインドとはえらい違う。物乞いの人なんかもほとんど見かけない。実にさわやかな街なのだ。
聞いていた通り、北部と南部ではかなり文化の違いがありそうである。このへんまだまだ勉強部足なので、ちょっと調べてみたいと思うけれど、インドではヒンドゥー教はじめ、イスラム教、ヒンドゥーの改革版シーク教、仏教、そしてキリスト教、しかも1世紀に伝わったとされるインドのキリスト教、初めて知ったジャイナ教など、ごちゃごちゃと入組んでいるのである。地域によっての違いはこれから嫌でも感じることになるだろう。
街を歩いてて、道を聞くと怪しいぐらい親切に教えてくれたり、仲良くなった日本人のケイスケ君は、これまた仲良くなったインド人の家に泊めてもらって飯食わせてもらったり、ちょっと肩透かしくらったぐらいみなさんご親切なのである。

切符を取るためにCST駅へ行ったのだが、ここの建物がごっつかった。なんというのかバロック調!?みたいな感じで、歴史を感じさせる。構内は阪急梅田駅のようであった。
切符を買おうとうろついていると、駅員だというおっさんが近づいてきて、

[鉄道の切符はもう売り切れだ!バスしかない!]

でた!噂に聞いていたウソつきインド人!デリーではこんなやつばっかりらしく、[その便はキャンセルになった。]とか、あげくには[テロがあって鉄道つかえない。]とか言い出す始末の大法螺野郎どもなのだ!日本人の中には通常1000円未満で行けるところを、ツアーを組まされて25000円払わされたり、なかには30万円も払ってデリー、バナーラスまで行った人がいるらしい。
でっかい声で[ノーー!!]と言ったらその人はあっさり引下がり、鉄道切符もさっくり買えたのであった。なんでそういうウソつくかねえ。

そんな訳で今夜の列車でデカン高原の町、アウランガーバードを目指す!