宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

「七つの恋の物語」 渡辺淳一

カオサンの古本屋で。さすが昭和40年代。「私を捨てないで!」とかいう、現代の恋愛小説ではとうていでてこなさそうな文句がちょこちょこある。スナックのママを中心にその周辺のダメ男たちと女が織り成すどうしようもない物語。ママのパーマ、真っ赤な口紅が手に取るように想像できる。時代を感じさせる小説。なんだかんだいいつつお涙頂戴2時間で読みきる。