宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

インドビザに難儀する。

さて、ここへ来て少々トラブル、と言うほどでもないが、予定変更を余儀なくされた。
 次のフライトは4月23日バンコク発ムンバイ行きなのだが、インドビザを甘く見ていた。
 カンボジア入国の際にあまりにもあっさりビザが取れたし、「まあインドやし」とか思ってのんきに構えていたら、ある日本人旅行者から「一週間くらいはかかった」と言う話を聞き、にわかに不安の影が。それまでの予定では4月15くらいにバンコクへ戻ってのんきにビザ申請して、その間に南の島でもいくか!と盛り上がっていたが、もし一週間以上ビザ取得にかかってしまってはすべてがおしゃかである。と同時に、タイはソンクランの休日に入る。多くの公共機関は15日くらいまでお休み。「ヤバイ、、、」
 朝一でネット屋へ駆け込んでビザについて調べる。おっ、チェンマイでもインド領事館があって、ビザ取れるぞ!
 確認後JALバンコク支店へ電話。予約変更の際の手数料を調べたい。さらにフライトの空きを調べたかった。幸いJALなので日本語オペレーターが対応してくれる。JALがワンワールドに加盟してくれてほんとに助かる。
 フライトの空きは5月の初旬もかなり埋まっている様子。ゴールデンウィークとかも関係あるのか?タイやけど。手数料については午後また電話してくれということで電話を切った。
 すぐさま旅行代理店へ走る。
「インドビザ、代行やってる?」
「明日から領事館15日まで休みやからあんた直接行った方がええで。」
 感じのよいおばちゃんはにっこり笑ってこたえてくれた。時計を見ると11時10分。領事館の場所もわからない。おそらくビザ申請は午前中までだろうと思い、近くのトゥクトゥクを捕まえて
「インド領事館行ってや!」
「遠いし80バーツやで(250円)。」
「高いわ!50バーツ!」
「無理。でも俺場所知ってるもんね。」
「わかったわい!それでええわ!」
 領事館はチェンマイ駅のさらに北側の、閑静な場所にあった。たしかにまあ遠かった。
 インド領事館は普通のちょっとええ家を改造してるような感じのところで、中へ入るとビザ申請に来ているらしきタイ人カップル、欧米人女性2人、インド人のおっちゃん、おばちゃん、そして受付のタイ人の姉ちゃんのみだった。
 渡された書類に必要事項を書き込み、顔写真2枚提出、パスポート提出と400バーツ。12時手前に完了した。
「じゃあ、できあがるのは22日ですから、残り360バーツとパスポート持ってきてください。」
 うおーー、ぎりぎりや!戻って再びJALへ電話。どうやら変更手数料はかからない様子。4月30日のフライトはいっぱいらしいが、キャンセル待ちというヤツに予約した。さてまた良くわからんのが出てきたが、とりあえず「キャンセル待つ」ことにした。
 タイの滞在期間が長引くこととなった。14日か15日にはバンコク戻るつもりが、必然的に22日以降になってしまった。
 でもまあ焦る旅ではないので、のんびりタイの北部を満喫しようと予定変更。タイの奥深くへ入ってゆく2泊3日のエコトレッキングツアーへ予約を入れた。もっとも高いやつ。