宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

古都ルアンパバーン。




ビエンチャンからバスで9時間、ラオス北部の街ルアンパバーンへやってきた。ここはつい最近まで君主政治が行われていたころの遺物がたくさん残っていて、街全体が世界遺産に登録されている。
メコン川を西側にのぞみ、けん騒の少ない落ち着いた街だ。
うろうろしているだけでも面白いけど、王宮のミュージアムはこの旅で見たどの博物館よりも素晴らしかった。まず高級感がある。けして大きな建物ではないのだが、内部は白とブラウンの家具が規律よく並んでいる。通路の端に置かれた陶器の壷は、素人目でみても高級感が伝わってくる。王宮の内部は十字を重ねたような形をしており、王座の間から出口へ向けて眺めてみると、ずっと先まで道がつながっている。建築にも詳しくはないけれど、寝室や談話室、食堂、王妃の間、どれも見た目のバランス感覚が美しく感じた。陳列されている各国からの贈答品や宝石類、王族の装束、サーベルなど、アンティークわからんけど、[壊したらやばそうやな]ってのはよく分かった。写真とっちゃダメやった。

おっと、手持の電子辞書にデータがあったので載せておきます。

[ルアンブラバン] 現地語でルアンパバーン

1353年成立したランサン王国の首都で19世紀末まで、フランス保護国となったルアンブラバン王国の首都だった(1975年まで)。寺院や民家の伝統建造物は東南アジア一保存状態がよい。19ー20世紀の植民地時代のものともよく融合している。町は1995年世界文化遺産登録。人口約6万人

旅行者も多いので物価はやや高め。飯代とか。