宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

100%フルーツジュース的な感じ。つまり濃いということ。




一人旅といっても、実際に全くひとりってことのほうが少ない。旅立って3週間しかたたないが、常に誰かとつながりがある。25ドルのホテルを移り、5ドルのドミトリーホテルへと拠点を移した。そこで多くの旅仲間に出会い、いろいろな話を聞き、酒を飲んだ。
俺はまだハノイにいる。すぐにこの街を出てやろうと思っていたが、どうせなら、多少の金をけちらず楽しんでやろうと方針転換。ハノイでは徹底的にケチッてやろうと思っていたが、考え方を変えてみた。
まず世界遺産ハロン湾のツアーへ参加した。25ドルしたが、かなり優雅な体験をした。奇っ怪な島が入りくみ、特別な情景を織りなす。景色をつまみにクルーズを楽しみながら食事をして、巨大な洞窟を散策する。ツアーに参加していた日本人の男の子、中庭君と仲良くなり、それ以後行動を共にしている。マレーシア人の団体旅行者のオバさんたちとは日本の戦争のこととか、今のマレーシアのこと、旅の話など、いろんなことを話した。
夜は中庭君とナイトマーケットにくり出して、賑わいに身をまかせて、屋台の汚くて安くて、でもメチャメチャ美味い料理を食い漁る。
友達になったイタリア人のマシーと蛇を食ったりカエルを食った。ちなみに蛇はウナギみたいな味がしてうまかったが、カエルはちょっと泥臭かったね。市場へ行って色んなものを値切ったり、マシーとバカ話したり。

なんだか、純粋に楽しかった。気持ちは大きく転換した。
人との出会いが多くをかえ、何かが動き出す。人は、ほんと一人ではないな。
人の存在を大き感じる今日このごろ。