宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

深夜特急を[ぢ]でゆく!




なんとか日本語で打つことができたーー!!
私は今、中国の雲南省昆明にいます。昼前にユースホステルに着き、そこからネットしています。列車で43時間の長旅。23日の16時に上海をでて、今日25日の10時に到着した。
海南駅はかなり大きく、ドームじょうになっていて、入場制限をしつつ時間になればゲートが開いていっせいに列車に乗り込む。三段ベッドが車両にぎっしりつまっている。その一番上段の狭いスペースが俺の居場所。周りは中国人ばかり。外国人はいるんだろうけど見つけることはできなかった。

それぞれの座席にはポットにお湯が入れてあり、みなおもいおもいにラーメンを作ったり、お茶を作ったりしている。席を確保するなり、となりでおっさんと若い兄ちゃんがつかみ合いのケンカを始めやがった。荷物が邪魔らしいのだが。。。そんな怒らんでも。ほとぼりが覚めると何事もなかったかのように向かい合う二人。いったい何やねん!中国人不思議やね。

周りの人からはどう見ても俺のことが中国人に見えたらしく、日本人と聞くとちょっと驚いていた。そういえば上海にいたときも、日本人らしき人たちは変な日本語でいろいろ言われてたのに、俺にはなんにも言ってこない。楽だったけど、ちょっと残念やったで!
すぐ隣のベッドには昆明の大学生という女の子がいて、おたがい片言の英語でコミュニケーション。いろいろと世話してくれる。寝る直前まで、チャイナポップスがでかい音量で流される。寝れません。かんべんして。窓から観る風景は、ほとんどが無骨で無機質な建物だったけど、雲南省にはいったあたり、それまでの霧がかった灰色の風景とうってかわり、広々とした大地に畑が見えてくる。茶色の大地に苔のように張り付く緑の畑。ミニチュアのような家々に朝日が眩しくうつり、えらいキレイだった。

ある駅に着いた時、向かいのホームにはおなじ特急列車が止まっていた。ちょうどランクの一番低い車両で、座席に座り切れない人たちの姿が見えた。みなりは誰も貧しい。そういえば、中国は物価の不思議な国だ。安いものはトコトン安いが、高いものは日本よりだいぶ高い。貧富の差は日本の比ではないかもしれない。きっと俺と同じ車両の人たちは、まだ豊かなほうなのだろう。

そうこうしてるうちに昆明到着。少数民族の多い街ということだが、なんのでっかい街である。大学生の女の子に別れを告げ、タクシーでユースホステルへ向かった。
これがかなりキレイなところ!ちょっと古びた感じの建物に食堂やバー、ネットもはいっている。4人部屋で一泊35元(580円)。俺は中国留学中の23歳の女の子と、イスラエルイスラエル人男性と一緒になった。この日本人女性はベトナムまでバスで国境を超えたしく、情報が入りほっとする。
なんとか次のメドが立ちそうである。よかったよかった。あーーよかった(笑)。