宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

Have fun して!

 出発まで一週間ですが、鉄道の切符の手配がうまくいきません。あと、歯の詰め物が欠けちゃった。
 
 なんでも今は春節にあたり、2月中は切符の予約が難しいとのこと。
 中国にはノービザで入国しますので、2週間以内にはベトナムへ抜けなければならず、数日を上海で過ごしたあと、一気に鉄道で2500キロ離れた雲南省昆明へ行こうと思っていたのです。
 
 これが無理なら、バスや、ちょっと高いですが飛行機の国内線を使うほかありません。まあ、あんまり心配はしていませんが。なんとかなるでしょう。

 上海での宿は、東京でアンティーク会社を経営しているおばのみゆきちゃんのアパートへお邪魔させてもらうことになり、宿泊費の高い上海にあって、かなり助かります!
 
 おばは、アンティークモール銀座ってのを経営しており、上海進出を果たして、いまは東京と上海を行ったりきたりしており、その上海のねじろにお邪魔させてもらうわけです。

 このおば、かなりのツワモノです。女性でありながら(またすごいミニサイズ)、まだ海外旅行が身近でなかった時代から、一人で何十カ国も放浪したごっついパワフルな人間です。ちっちゃいころはやれインド行ってるや、やれアフリカへ行ってきたや、そんな話ばっかりしとったのを覚えてます。一年半前に会ったときに、「ええな~。俺も行ってみたいなあ~。」「いったらいいじゃん!」と、二つ返事で返されて、「あ、そうか、行ってもええか!」とすっかりその気になってしまったのです。本人は全く覚えがないでしょうが、僕の旅立ちの強烈な後押しをしたオバちゃんなのです。

 あの一言で、頭がクリアになりました。なんでも、でけへん理由なんかなくて、ほんまにやりたいかどうか、決断できるかどうかなんやな。そう思えるようになったんです。
 この旅では、この先色んな決断をする場面があると思うけど、全て良い結果を導けるわけではないと思います。でも、後悔せんように、失敗を楽しんでいきたいですね!(死ぬこと以外)