宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

世界一周

ポトシ。鉱山で働く人。

ボリビアには、ポトシという現役の鉱山がある。 アンデス山脈の東部、4000メートルの高地がその場所である。 スペイン植民地時代に栄え、そこで採れた銀はスペイン本国の通貨となった。 現在でも銀、銅、鉛、スズが採れる。 世界遺産にも登録されている…

クリスマスとデスロード。

ラパスから北東に50キロほどゆくと、コロイコという保養地のような村がある。 そこへ行くための山道は険しく、車幅はバス一台分で、誤って崖から滑り落ちると数百メートルも滑落するはめになる。死と隣り合わせだ。 年間何台もバスは落ちるらしく、200…

ラパス。友達の友達に会う。

帰国してもうすぐ一週間が経とうとしている。 このブログが中途半端なことがなんだか気持が悪い。 遅れた夏休みの宿題を、さらに先生が忘れ去るまでほっておくような大胆な真似が出来ない自分としては、少しずつ、更新してゆきたいと思っています。 引き続き…

帰国です。

ブログは大幅に、大幅に、遅れてます。(笑)だって、今日帰国なものですから。今はカナダ、バンクーバーから打ってます。ブログは帰国後にゆっくりとアップしてゆきます。本当に小心者ですが、世界一周果たせそうです。思えば特に大きな犯罪とか、事件に出会…

ウユニ塩湖。の写真。

写真1 変な写真。 写真2 夕日を背にみなでジャンプ。 写真3 サボテンの山。

ウユニ。ウユニ塩湖に行ってみる。

国境を越えてすぐに、ビジャソンの街からウユニ行きの列車のチケットを取ることができた。 あと1席で完売というところだった。 すでに息があがっている。 インドのレーに向かう際、5300メートルの山々を越えた。 そのときも頭痛がひどかった。人によっ…

ボリビアへ向かって。

ボカの試合も観たことだし、いよいよアルゼンチンを離れることになった。 当初よりも随分と長居してしまった。 肉もワインも安いし、バス移動も快適。宿も落ち着くところが多く、結果的に1ヶ月近くふらふらしてしまった。 人も親切。ラテンで陽気な白人たち…

ブエノスアイレス。ボカの試合を観戦する。

アルゼンチンに来たのなら! やはりサッカーを観ないとね。 ボカジュニアーズの試合は半ばあきらめかけていたのだが、上野山荘別館オーナーさん、伊都子さんが知り合い伝いに、リーグ最終節、しかも優勝のかかった試合のチケットを確保してくれた。 値段は正…

プエルトイグアス。滝祭りで体が臭う。

パラグアイへ行く予定が大幅に狂ってしまった。 それもこれもサッカーのせいである。 ブエノスアイレスのボカ地区を巡った際、あの黄色に彩られたスタジアムを見てしまった。 冷めていたはずのサッカー熱に再び侵され、イグアスで滝を見た後にパラグアイを通…

ブエノスアイレス。やっと街めぐり。

再びブエノスアイレスに舞い戻ってきた。 そういえば観光名所を歩いていないなと思い、ガイドブック片手に周りまくってきた。 まず向かったのは「ボカ地区」。 ブエノスアイレスで古い、貿易でにぎわった地区であるという。 あの有名なサッカーチーム、ボカ…

ビーニャ。魚介類カーニバル。

イースター島からサンティアゴに帰ってきた。 そしてそのままバスに乗って、サンティアゴから2時間、海岸沿いの町、ビーニャへ向かったのである。 多くの日本人からここはええぞ、と呪文のように聞いていたので、自分もすっかり行く気になってしまっていた…

イースター島。マグロと、のんびりした日々。

イースター島の時間はゆったりとしている様に感じる。 日没が午後9時ごろと遅いのもあるのかもしれないけど、小さな村で営まれているお店なんてのんびりそのものであった。 何せシエスタ(昼休み)がバカ長い。 午前11時開店、午後2時閉店、気分しだいで…

イースター島。車を借りてまわってみる2。

15体のモアイを越えてさらに海岸沿いを走らすと、突然ビーチが現れる。 ゴツゴツした岩場ばかりなのに、そこだけ南国のようなビーチになる。 ビーチに背を向けるようにモアイがたっていて、その目の前で現地の人々が儀式のようなものをやっている。 どうや…

イースター島。車を借りて、周ってみる。

イースター島のミヒノワキャンプ。 なーーんと日本人王国である。 チェックイン時、15人もいた。 日本人はなぜかイースター好きである。理由は定かではない。 世界不思議発見とか、グラディウス(ファミコンの)とかの影響が色濃いんじゃあねえかと思うが…

そしてイースター島へ!

思ったよりも緑豊かなアンデス山脈を越えて、チリに入った。 縦長のチリ。 移動距離は長いのだが、この国も道路事情は非常によくて、バスは揺れも少なくスイスイ進んでゆく。 到着したチリの首都サンティアゴはえれえ都会だった。 ブエノスアイレスもそうだ…

バリローチェ。湖がきれい。きれいすぎる。

いい加減、バス移動にうんざりしてきた。 カラファテからそのまま北上してバリローチェに向かおうと思っていた。 国道40号線のその道は、景観が美しいことから人気がある。 そのため切符を買いにいったところ3日待ちだと言われてしまった。 日程的に無理…

カラファテ。氷河をしつこいくらい観る。

心地よかったウスアイアを離れ、早朝のバスで再びリオガジェゴスへ戻る。 そして昼ごろ到着し、すぐにバスを乗り換え、カラファテという街へ向かう。 カラファテは氷河を見ることのできる街だ。 この街にもフジ旅館という日本人宿があり、そこにお世話になっ…

ウスアイア。上野山荘と軽いエクササイズ。

噂の上野山荘へ向かってみた。 ウスアイアは自由港で人口4万人を超す街としては世界最南端なところ。中心部は観光客向けのレストランが建ち並び、土産物屋があり、旅行代理店は南極行きのツアーを20万から40万円ほどで売り出している。 そこからバスで20分ほ…

マゼラン海峡を越える。

プエルトマドリンを午前11時に出発。 バスは再びパタゴニアのただっぴろい大地を激走する。 はるか先にの地平線に真っすぐに伸びた道路が吸い込まれている。 ホンマ、でかい。 ってか、ほかに何にもない。 車内は暴力的な音量でアメリカ映画が流れ、眠り、起…

プエルトマドリン。クジラと出会う。

バスがやっと着いた。海が見える。 クジラが出そうな雰囲気だ。 なんとなく。 プエルトマドリンは落ち着いた海岸沿いの街で、パタゴニア動物の宝庫(?)バルデス半島にはこの街から行く。 せっかくなんで海岸でパンとハムをかじって、わざとらしく浸る。 海風…

パタゴニアへ向かって。

ブエノスアイレスからひたすら バスで南下して、いよいよパタゴニアへの突入である。パタゴニアってえとあのモコモコしたような服しか浮かんでこない。まあともかくも、世界で最も南の街であるというウスアイアまで向かってみようかなと漠然と考えていたので…

ブエノスアイレス。とりあえず上野山荘に泊まってみる。

アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスは南米のパリだそうだ。 ウルグアイのコロニアルからブエノスに向かう船内は、異常なほど冷房が効いていた。 船がでてから一時間、物思いにふけるまもなく到着した。 ここから宿探しが始まるのだが、これまでに出会って…

コロニアル。ウルグアイ唯一の世界遺産をまわる。

[何もない]モンテビデオを後にして、バスで2時間、アルゼンチンの国境も近いコロニアル、デ、サクラメントへ向かった。この街はポルトガル植民地時代に造られ、今もその面影を残している。その景観はウルグアイ唯一の世界遺産でもある。ユースホステルでチ…

モンテビデオ。南米初サッカーを観戦する。

ヒマだ。今日は日曜日。キリスト教の方々は日曜日まったく働かない。イスラム圏では金、土、まったく働かない。日本の休日と明らかに違うのは、繁華街は軒並みシャッターを降ろし、街から人影が消えてしまうことだ。日本でいう正月状態。これが毎週ある。平…

モンテビデオ。小心者南米上陸へ。

次どこへ行くの? うん、モンテビデオ。 と答えて、へえーー。という阿吽の呼吸でへーを言ってくれる人は皆無であった。 ワンワールド世界一周券を使っている多くの旅行者の中でも、スペインのマドリードからウルグアイの首都モンテビデオというルートを取る…

トレド、セゴビア。

マドリッドを拠点にして周辺の町や村もまわってみた。 セゴビアはマドリード北西65キロにある。 城壁に囲まれた小さな町。城壁の中には16世紀のゴシック風の巨大な大聖堂、城郭はディズニーアニメ白雪姫のモデルになったお城、世界遺産登録されているロ…

マドリード。ちゃんと美術館とかもまわってみる。

基本的にマドリードではだらりとのんびりと楽しんでいた。 街並みは実にヨーロッパしていて、バルセロナ好きからいわせると、こんなもん味気なくてつまらんらしい。 しかし広場にはなにやら一発芸をして稼ぎを得ている人達とか、バールではサッカーの試合が…

マドリード。サッカー観戦ザンマイ。

スペイン旅行。結論から書いてしまうと、バルセロナには行かずに、マドリードに8日程いて終わってしまった。 スペインで出会った日本の方々からは、 バルセロナに行かないなんて! と散々に言われたのだが、マドリードで充分楽しめた。 まずサッカーの試合が…

グラナダ。アラブっぽい街を歩く。

スペインの港町、アルヘンシラスからすぐさま列車に乗り込んだ。 ともにモロッコを海で越えてきた日本人のR君は船酔と風邪でグロッキーだった。 彼は二年間世界一周旅行をしていて、欧州の宿泊を全てホームステイで済ませたという強者で、30万円くらいは浮か…

ジブラルタル海峡を越える。

ジブラルタル海峡は小波が立っていた。 モロッコからスペインへ向かうフェリーは思いのほか揺れが激しく、手に持ったコーヒーカップの中身も大揺れだった。 手すりにつかまりながら席に戻り、窓の外から海を眺めた。 すぐ近くをイルカが気持ち良さそうに泳い…