2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧
バスがうなり声を上げて坂道を駆け上ると、目の前には真っ青な空と岩と砂、切り立った崖。 まるで異世界。月の表面にでも着たかのようである。 レーから北西へ120キロ。ラマユル村へバスは向かう。 道の左側は底まで100メートルはあろうかという切り立…
マナーリーから500キロ、人の気配のほとんどない険しい山道をバスで24時間。 死にそうになりながらたどり着いたそこは、まるで違う国だった。 レーのあるラダック地方は、行政的にはインドのジャンムー、カシミール州に属している。 しかしこの州が他の…
朝5時、キーロンバスステーションからレー行きが出発する。 疲れているにも関わらず、夜はほとんど眠ることが出来なかった。 プラネタリウムばりの夜空に興奮したせいか。 夕焼けで空が赤く染まって、徐々に青、黒へと色をかえると、星が一斉に姿を見せる。…
早朝3時、宿の若造を叩き起し。無理やりチェックアウトし、バススタンドへ向かう。 小雨の降る路地は街灯で思いのほか明るい。 雨の中、レーへの最後の中継点の町、キーロンへ向かうローカルバスに乗り込む。 インド人との不毛な座席争いに打ち勝つも座席が…
いやーー。 やっぱり別れは寂しい。 バラナシからネパール、再びインドと、約1ヶ月半共に行動した彼女と、ここでお別れ。 彼女は6ヶ月の旅を終え、日本へ帰国である。 一人でも面白いけど、二人の方がより面白いと実感した。 いろいろ食えるし、タクシー代…
インドの軽井沢、マナーリー。(軽井沢いったことないけど。) 中心部はえらい数のインド人とツーリストである。 バックパッカーの多くはここからさらに北上し、5000メートル級の山々を越えて、レーを目指す。 インドにありながらチベット文化の色濃い土…
世界一周航空券の期限は、2月の上旬である。 こないだデリーにて、次のフライト、デリー~アンマン(中東ヨルダン)の予約をとったものの、8月9日で、あと2週間以上もインドに居るわけである。 ダラムサラから今夜マナリーというこれまた高地の町へ行き…
むちゃくちゃ都会のデリーを深夜列車で抜け出した。 デリー駅の周辺地域は明らかに街の様相がやばい。 泥だらけの舗装されていない道を、裸足にボロキレ一枚で働いている人たちがいる。 はっきりとわかる人々の格差、ランク。 巨大なデリー駅の構内から、列…
インドの列車はすげえ遅れる。 噂には聞いてたけど、ほんまに遅れる。 2時間、3時間はかなりマシなほうで、こないだのコルカタ~プリー間は15時間遅れである。 やりすぎやろ。 特に北部地域は、デリーに乗り入れる列車の数に対して、線路の数が圧倒的に…
プリーにある、ジャガンナート寺院。 ヒンディーの4大聖地のひとつであるという。 インドの神様や、宗教に関しては、記述しだしたらきりがないほどの多様性を持っている。 それなりの文章を綴ろうと思うと、いろんな文献を引っ張り出さねばならんけど、ひと…
移動移動の日々である。 ダージリンから一路、どこへ向かっているのかというと。 プリー。 また。 ヒンドゥーの大きなお祭りがあり、そのために帰るのだ。 コルカタはトランジットである。 ダージリンからジープで3時間、あの涼しさが嘘のようにべったりと…
さて、ダージリン。 紅茶とトイトレインである。 しかし現在オフシーズンである。とともに、連日デモでおおさわぎで、なにやら観光という雰囲気は街から消えてしまっている。 デモは長く、先に女性の列が声をあげながら歩き、その後を男性陣が歩く。 口々に…