宿屋の店主、日々のつぶやき。

旅好きが高じて宿を開業、自由な時間を求めて今日ももがいております。

改装(また)します。

6月がやってまいりました~。

恒例の閑散期ですね。

いや~暇です。

個室はそこそこ埋まってますが、ドミトリーの事前予約は壊滅的です。当日や前日にポンポンと入ってきますが。

 

そこで、、、

改装です。また改装するんです。1年に1回は何かとやっているのです。

 

今回は

① 朝食や飲食を提供するためのキッチンの増設

② まだほとんど手を付けていなかった女子ドミの改装

③ そしてなかなか賭けになりそうなのが、男女混合ドミトリーの和室化です。

 

①に関してですが、売り上げの底上げ、お客さんが朝食を買いに行く不便さの解消が主な目的です。当宿には大きな前庭があり、そのスペースをうまく利用できればな、と考えています。

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②ですが、女子ドミです。奥まった部屋で、太陽の光が入りにくく、暗いのが難点でした。大きなシンクがあり、お部屋の中にキッチンがあるようなお部屋です。一部畳を入れ、シンクを撤去して手洗いを設置します。

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③は、まだちょっと悩んでます。現在2段ベッドが2つ入った男女混合ドミトリー。そこを、畳の個室にしてしまうというものです。

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2016年ごろから、奈良にもホステルが激増しました。ドミトリー部屋というのはベッドを並べればいいだけですから、簡単に作ることができます。

 

その結果、奈良では(他の地域でもそうですが)相部屋の大量ベッド余りが起きています。そうなるとどうなるか。当然客単価の低下です。3年前は2,300~2900円だったドミトリー価格は崩壊。6月上旬のドミトリー価格を調べてみると、1ベッド1400円~1900円台の宿が13施設。

 

ドミトリーは相部屋のため、そもそも泊まってくれるお客さんの層は限られています。そこへこれだけベッドが増えてしまうと、当然価格は崩壊します。

 

2010年からバックパッカーのために安宿を提供しよう!という理念(?)でやってきました。しかし、今ではもっと安くベッドを提供してくれる宿が大量にあります。

当宿のバックパッカーへの役割は終わったのかな、と感じております。

 

6月、改装です!またまたフタコブラクダさんにお願いしてします。

やるべきことがたくさんあります。お金も調達しないといけないし。買わなければならい物が大量にあります。

改装の結果、稼働率や売り上げが上がるかはわかりません。が、やるしかないかなと思ってます。

お客さんにより良い奈良滞在になってもらえるよう、トライ&エラーを続けていきます!